ASSAF−KのSTUDY DESIGN
日本心臓病学会【仙台】にて発表予定(2014.9)
抄録より
心房細動治療が、 リズムコントロールからレートコントロールへ、さらに心原
性脳梗塞を防ぐ目的で使われてきた抗血栓療法が、抗血小板薬から、抗凝固療法へとガイドラインで求められ、さらに、新規抗凝固薬 (NOAC) が注目を集めている。しかし、実地医家を含む実臨床における実態は十分に明らかにされていない。
こうした背景を踏まえて、心房細動治療の実態調査として、 ASSAF-K(A Study
of Safety and efficacy of anticoagulant therapy in the treatment of
Atrial Fibrillation in Kanagawa)を企画した。心房細動は、60歳を超えると
増加が始まり、80歳では10%以上となる。高齢者の増加とともに医療費と介護費増大の要因である脳卒中は、そのなかでも心臓細動/心内血栓が原因で起きる重篤な心原性脳梗塞が、1/3をしめる。心房細動ガイドライン2013を参考に、CHADS2,CHADS-VASC,HASBLED、TTRによる評価、抗血小板薬、NOAC、ワルファリンの投与状況、さらに、NOACへの切り替えの程度と、その状況における安全性と効果について横断的、経年的に調査する予定である。
データ収集に当たっては、各医療機関から個人情報に配慮し、WEB入力、ランタイム版USBによる入力、紙記載による収集で利便性を図った。本研究は、日本循環器学会および神奈川県内科医学会後援と神奈川県医師会倫理審査委員会の同意を得て、2013年9月から2014年3月まで登録し、2014年3月末日時点で66施設が参加、登録数は2518例である。データ管理、および、統計解析は登録に関与せず独立に行っている。今回は中間発表の予定である。
初回入力は 2014.3.31までで終了しました。登録ありがとうございました。
学会発表後より1年後の調査予定です。
登録いただいた先生へ個別に連絡をさせていただきますので、その際にはよろしくお願いいたします。